水

MERU/メルーの水のレビュー・感想・評価

MERU/メルー(2014年製作の映画)
3.9
ヒマラヤ山脈のメルー中央峰にそびえ立つシャークスフィンに、未だ誰も成功したことがないダイレクトルートから挑む3人の男たちのドキュメンタリー。

うわぁもう
イミガワカラナイ😱

一般人としては、世界で1番登るの難しいのってエヴェレストじゃないの⁉️って思っちゃうけど、エヴェレストはそういう意味で何回もいろんな人が登っててある程度ルートが確立されているし原住民?の助けも借りれる。
一方でシャークスフィンにダイレクトにアタックした人は未だかつて誰もいないと、、、。

どう観ても登山というよりロッククライミングに近い、90度にそびえ立つ岩を何日もかけて登るのすごすぎて言葉にならない😱あんな崖に泊まる用のテントなんて存在するんだね…😳

1度目のとき、食料が尽きて、チーズとサラミだけで岩を登ってたのがすごすぎた、、、どこにそんなエネルギーが⁉️
そしてその失敗のあと、凍傷とか後遺症になっても3年後また登ろうとする執念。何が彼らを突き動かすのか。きっと彼らにしか分からないロマンなんだろう。死と隣り合わせで登りきった先にある絶景と達成感はかけがえのないもので、経験した人にしか想像すらできない境地なんだろうな。。。

コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの狂気ともいえる偉業をこの作品におさめた登山家兼写真家のジミー・チンがかっこよすぎた‼️
私もカメラ好きで山登るときは絶対持っていくけど、機材を持ってると倍は注意を払う。普通に箱根とか登ってるときだってそうなのに、こんな崖を自分の安全を確保しながら機材を携えて登るのは、想像を絶する集中力を要すると思うのよ🤮

こんな素晴らしい作品を残してくれてありがとうと、ジミー・チンを讃えたい。
男のロマンと自然の脅威を全身で感じられる素晴らしきドキュメンタリーでした✨
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