Cineman

MERU/メルーのCinemanのレビュー・感想・評価

MERU/メルー(2014年製作の映画)
3.0
『MERU /メルー』
エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィ、ジミー・チン監督
2015年 アメリカ
鑑賞日:2024年4月25日 クランクイン!

3人の超一流クライマーがヒマラヤ山脈メルー中央峰にそびえる岸壁シャークスクインに初登頂するドキュメンタリーがこの夫婦が最初に監督した作品『MERU /メルー』だ。

しかも3人のクライマーのうちの一人がナショナル・ジオグラフィックの山岳カメラマンで世界最高のアドベンチャー・カメラマンでもある本作の監督ジミー・チンなのだ。

【本作の概要】
ガンジス川を見下ろすインド北部のヒマラヤ山脈、メルー中央峰にそびえる“シャークスフィン”は難攻不落の岩壁だ。
2008年10月、コンラッド・アンカー、ジミー・チン、レナン・オズタークの3人のアルピニストが過去30年間に一人の成功者も出していないこの難攻不落の壁に挑戦し、
ジミー・チンは2台の小型カメラで大自然の脅威に立ち向かう自分たちの姿を圧倒的な映像で記録した。

この6,500メートルの峰を制覇するために90キロの登攀具や食料の入った荷物を背負い、最終的には雪と氷と岩に覆われて足場がほとんど見当たらない垂直の450メートルの花崗岩の壁を登らなくてはならない。
当初の予定では7日間の登山だったが巨大な吹雪に足止めされて氷点下のなか20日間悪戦苦闘したが山頂までわずか100メートルのところで挑戦は失敗に終わった。
3人は二度とメルーには挑まないと誓ったが、
2011年9月、コンラッドは2人を説得してシャークスフィンへの再挑戦を決意した。
超一流の登山家3人の熱い友情とチームワーク、チャレンジ精神、
友情、犠牲、希望、そして人間の奥底に眠る、原始的な冒険心について描いた、壮大なスケールの映像美で綴られる山岳ヒューマン・ドキュメンタリー。
2015年のサンダンス映画祭で観客賞を受賞したこの作品は10インチのディスプレイのタブレットで観ても引き込まれる壮大な映像で綴られたドキュメンタリーだ。

【Trivia & Topics】
✥受賞歴
◯Climbing Magazineの選定によるビッグ・ウォール・クライム・オブ・ザ・イヤーのゴールデン・ピトン(ハーケン)を受賞。

◯Rock and Ice Magazine、年間ナンバーワン登頂を受賞。

◯2015年サンダンス映画祭、米国視聴者ドキュメンタリー賞受賞。

【5 star rating】
☆☆☆
(☆印の意味)
☆☆☆☆☆:超お勧めです。
☆☆☆☆:お勧めです。
☆☆☆:楽しめます。
☆☆:駄目でした。
☆:途中下車しました。
Cineman

Cineman