このレビューはネタバレを含みます
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圧倒的リアリティ。新春早々ゾクゾクさせていただいた。監督、プロデュース、撮影、そして実際に登ったJimmy Chinが好きになる映画。山岳カメラマンである彼が捉えた映像美に酔いしれる。
筋書きのある映像作品というより、純粋にドキュメンタリ。撮影クルーが同行してのドキュメンタリじゃなく、チームのメンバーの一人がカメラマンだったという一体感が良かったかな。
極限状態の登山家の体調、精神状態、判断がリアルに感じ取れるのがすごかった。昨今の撮影技術、アクションカメラ、ドローンからの映像などが盛りだくさんで、そこは山岳カメラマンが製作した作品かなという気がしないでもないが、お蔭で山岳作品にありがちな重く息苦しい雰囲気が少なくて良かった。
とにかく、Jimmyがいい。冷静でユーモアがあり、逞しくて頼りがいありそうで。島崎三歩の実写版なら小栗某より彼だろうという気がする(笑) Jimmyのオフィシャルサイトの写真も見事だな~。ファンになりました。
http://www.jimmychin.com/
この作品の3人が、この先、登山を続けるとしても、どうか無事の下山を最後の最後まで全うして欲しいなと願います。
#movie, #movie2017