Ryan

ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男のRyanのレビュー・感想・評価

3.3
実話であり歴史学者の意見が分かれる人物ニュートンナイトの物語


ストーリー
南北戦争時代、エイブラハム・リンカーンの奴隷解放宣言よりも早くミシシッピ州ジョーンズ郡に白人と黒人が平等に生きる「ジョーンズ自由州(英語版)」を設立した実在の白人男性ニュートン・ナイトの生涯と闘いを描く。

主演 マシューマコノヒー

監督 ゲイリーロス


この物語が本当だとするとニュートンナイトは偉大すぎるし南部は本当に悲惨な血だったんだなも考えさせられる。
しかし、この映画のニュートンナイトの捉え方として私は白人救世主感が強めだと思う。
元は脱走兵から始まり抑圧と戦うために人種関係なく立ち向かっていく姿は成長として受け止められるのではないだろうか?

ストーリーとしては目新しさはない。
むしろ構成を新しいものにしようとしてややこしくなる。ストレートなストーリーの組み立て方もあったであろう。

マシューマコノヒーは素晴らしい。
本当に彼の演技にはいつも驚かされる
怪優と言われるだけの迫力がある。
彼の目の演技にはまた度肝を抜かされる。
そして、マハーシャラアリ。彼もいい役で出演している。
アカデミーW俳優の共演だとこの時は考えもしなかっただろう。

現在マシューマコノヒーは州知事になろうと考えているらしい。とても頭が切れ人望も厚い野心家の彼にはピッタリだが彼の演技をしばらく見れなくなる可能性があると考えると嫌だ。
きっとマシューマコノヒーはこの映画のキャラクターを演じたいのと同様アカデミー賞狙えるとかいい人キャンペーンの意味合いもあったのではないかと分析する。

かなり重たい物語なので晴れた日に鑑賞することをオススメ
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