タッド

ニュートン・ナイト 自由の旗をかかげた男のタッドのネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

オープニングから撃たれるシーンはさほどでもないが、顔に穴の空いた死体など見せる戦争の悲惨さを見せてくる。Netflixの「ハウス・オブ・カード」や「ルーク・ケイジ」でもいい味を出していたマハーシャラ・アリが凄惨な最期を遂げる。「ムーンライト」の公開が楽しみだ。KKKの描かれ方も印象に残る。ニュートンの子供が白人の子であったのかそれとも黒人であったのかが後に裁判で争われている。エリア・カザンの監督した「ピンキー」を思い出したな。見た目は完全に白人でも黒人の血が一滴でも入っていたら差別の対象になるなんて元を辿れば人間は全て同じところにたどり着くのだから全く意味がないね。そして、白人と黒人の恋愛を法律で認めないっていうのはこの後に公開される「ラビング 愛という名前のふたり」でも描かれているようだ。この作品描きたいことが多すぎてドラマシリーズでやったほうがもっと上手くいったかもしれないな。ゲイリー・ロス監督はこの後はこの後はケイト・ブランシェットやサンドラ・ブロックなどが出ている女性版オーシャンズを監督しているみたいですな。
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