アメリカ南北戦争時代の実話をもとにした作品です。
アフリカ系アメリカ人の奴隷制度、富裕層の兵役免除(奴隷の所有数による兵役免除)、士官優先の格差医療といった南北戦争時代の問題を取り上げる一方、それから数十年たっても問題が根本的に解決されていないという2つの時代のパラレルストーリーです。
現代のアメリカでも、繰り返される白人警官によるアフリカ系アメリカ人への暴行事件、クリントン元大統領の兵役逃れ、自由医療保険制度による格差医療など、南北戦争時代の社会問題の本質は未だに解決していない。
本作品は、数十年離れた2つの時代のパラレルストーリーにすることで、原題アメリカでも南北戦争時代の社会問題が、未だに解決されたといえないことを訴えたかったのかもしれません。