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バレエボーイズのaのレビュー・感想・評価

バレエボーイズ(2014年製作の映画)
4.7
ずっとずっと観たかったバレエボーイズ。長年の期待値を、容易く超えてしまった。

ノルウェーの映画ならではの作品内を漂う冷たい、洗練された雰囲気。とりわけ北欧の~18歳頃の少年の、透明感がすごい。画面の奥が透けてしまいそう。血を分けて欲しい。「身長はこれ以上伸びなくていい、成長痛が辛くて」と笑う一番美形な少年に目を引かれ、鑑賞後再度見た。バレエを取るか、安定した職業を取るか、その狭間で思い悩む若すぎる少年たち。踊って踊って40代になる頃には体はボロボロだ、と語る姿の儚く美しいこと!恋愛を犠牲にはしきれない(当然である)幼さににやけた…
発達していく男性の筋肉に、サテンのトゥーシューズのアンバランスさが耽美。

ドキュメンタリー作品の面白いところは、作品内の登場人物が今も同じ地球のどこかで作品のままに生き続けているというところだ
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