d3

愛と平成の色男のd3のレビュー・感想・評価

愛と平成の色男(1989年製作の映画)
3.3
映画はタイムマシンだ。いまでは考えられないような日本を見せてくれる。現在50代60代のかたが若者だったとき、このような価値観があったのだろうか。
タイトルに釣られ、多数の女性と遊ぶプレイボーイの動向に気を取られがちだが、実際に描かれているのは自分の信念に則って行動する、芯の強い女性たちの姿である。
いまはなくなった文化、二本立て映画の二本目として製作されたという背景も興味深い。力を入れずに鑑賞する、消費するための映画を製作できる体力があった頃の物語である。 
d3

d3