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愛と平成の色男のtのレビュー・感想・評価

愛と平成の色男(1989年製作の映画)
4.0
石田純一が昼は歯科医・夜はサックス奏者としてモテまくるバブル映画だが、「女は〜」と括りキモポエムおじさんとして今なら糾弾されるであろう言動は現50〜60代男性にモテ規範を提供していたのだろう。『棒の哀しみ』『魂のゆくえ』もそうだがモノローグ映画は概して好き。今は無き新宿Jの全盛期が見れる。演奏は勝田一樹、撮影は仙元誠三。 夜の道を全速力で駆け出す石田純一のシーンなど思わず反応してしまう。「今晩の演奏は君の瞳がコード進行だった」「別れはほんの8小節だった」「そんなことサックスに聞いてくれ」といったパンチライン多数。音楽への情熱がまったく感じられないのが良い。 鈴木保奈美が歯科助手なのも嬉しい。
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