ねこ

ブルックリンのねこのレビュー・感想・評価

ブルックリン(2015年製作の映画)
3.9
50年代アイルランドの小さな街からアメリカのブルックリンへ一人で移住した主人公が、新しい地で慣れない仕事や人間関係でホームシックに陥る。
唯一の救いである故郷の姉と手紙のやりとりなんかをして頑張ってた時にイタリア人男性と恋に落ち、仕事も上手くいきだした頃に故郷に戻らないといけない出来事があって、いざ戻ったらアメリカには戻りたくない理由ができて、みたいな話。

ジャケットから良作な雰囲気が漂ってたのでブルーレイジャケ買いしたやつ。
アバウトタイムのドーナル・グリーソンがなかなか良い人の役で出ていました。

ラブストーリーというよりも地味で目立たない一人の女性が強く美しく成長していくストーリーですが、
親元を離れ遠い地へ行く若者、見送る家族、新天地で慣れない生活や楽しくなった頃、地元に帰ってなかなか帰ってこない恋人の気持ちなど様々な人物がいて自分に重なる登場人物がいるかもしれません。

自分も知り合いが居ない場所に引っ越して一人暮らしをしていた頃は寂しさと楽しさ両方ありましたからね。


50年代設定の作品は衣装や文化、街並みがとにかく良いですよね。その当時のトレンドの水着や髪型なんかも国によって違ったり、ダンスホールや入国審査場もきっと忠実に再現してあるんやろうな。

案外派手なシーンは無い作品ですが、
最後まで観入ってしまう魅力があり、
まじめなレビューしか書けません。
そろそろ変な映画注入しやんと💦
ねこ

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