ケンジモンデン

ピンクとグレーのケンジモンデンのレビュー・感想・評価

ピンクとグレー(2016年製作の映画)
3.8
なんか、最初から映画化を予定されていたような話だなぁ。。原作をそういう意味で読んでみたくなりました。

ピンクとグレー。
美化された思い出だけが美しく、目が覚めた現実はただただ脆い。
華やかな世界の表と裏。
様々な意味合いが込められていそうですが、色彩で場面展開する演出は「ギヴァー」にもありましたが面白かったです。


ただ最後でそうなる理由は分からなかった。
…と思ってたけどもしかしたら。


ピンクとグレーって大貴の感情だったのかもしれない。蓮吾の気持ちがまだ見えてたあの頃と、蓮吾がこの世を去った後。だからこそあのラストがあるのかも。親友(+ルームメイト、仕事仲間)という間柄の友達以上の感情。分かる気もするなぁ。
とはいえ、「しょーもな!」の一言こそ真髄。他人に揺らがず、自分をとにかく生きることが大事なんでしょう。


とにかく夏帆ちゃんがうますぎてですね…。びっくりした。海街で久々見たと思ったらこの存在感。まだ制服も似合うなんていう…!
それだけでも一見の価値あり。

開始62分の衝撃は確かに衝撃だったので、面白いと思います。