ぐる

ゴースト・イン・ザ・シェルのぐるのレビュー・感想・評価

3.7
吹替版のキャストがアニメ版と同じなのが胸熱なのと、私の中で田中敦子さんが演じてくれればどんなバージョンでも草薙素子と感じるので、普段洋画は原語×日本語字幕で見るところ吹替で見ました。

アニメ「攻殻機動隊S. A. C. 2nd GIG」と「イノセンス」をベースに、「Ghost in the shell」「攻殻機動隊S. A. C. 」らへんをうまく切り貼りしてオリジナル要素を入れた感じ。音楽は川井憲次の「謡」が入る。個人的にはS. A. C. シリーズの菅野よう子氏の音楽が好きだけど、近未来エキゾチックスチームパンクをハリウッドで実写化するなら「謡」だよな〜と納得。

厭離穢土みたいな、(肉体の)死による解放・救済という、アニメに通底する価値観はハリウッドにはやっぱりないんだなとしみじみ実感した。生身の肉体だろうが鋼鉄の肉体だろうが、〜in the shellというタイトルの醍醐味はそこにあると思うんですけどね…
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