れいん

ゴースト・イン・ザ・シェルのれいんのレビュー・感想・評価

5.0
二回目の鑑賞。ほとんど忘れていたので一回目みたいな気持ち。
アニメ映画のほうも二回みているはずなのに忘れている。観たときにすごい衝撃を受けたのに。
アニメ映画を崩さず忠実に、でもオリジナル入れていこうとした姿勢は評価したいです。二回目の視聴だけどすごく良かった。よくできてるなぁと素直に思う。まず美麗なシーンが多い。アニメ映画では少しグロテスクで気持ち悪い、脳みそをかき混ぜられたむず痒い不快感(良い意味で)が軽減されていた。美しさに寄っていた。映像美とはこういうことかなという連続。日本が原作ということで日本ツールみたいな和風が入ってるのもとても良かった。和洋折衷みたいなところも良かった。
サイバーパンク好きなんですが、街中がテクノロジー過ぎてめっちゃ良かったです!映像がまんま広告になったりしててすごくかっこ良かった!フィフスエレメントみたいな世界がもっと進展してスタイリッシュになってる感じが。
配役、最初の頃は少左はスカーレット・ヨハンソンではないなぁと思っていましたが改めてみた今回は、ロボット、アンドロイド作られたものということでとても美しく素晴らしいなと感じました。表情も固く無機質な感じがとてもきれいでした。動きも人間ぽくなかった。バトーはそのまんまで笑っちゃうくらい本人でしたね。
吹き替えがアニメ映画のまんまなのも良かったし、北野武さんはまんまでかっこよかった!何かのインタビューで英語はしゃべれないし台詞は覚えられないからスカーレット・ヨハンソンにカンペを持たせてそれを読んでいたっていうのを見ました。なのでシーンのたびにここがそうなのかな?っていうのも楽しかった。桃井さんは一回目のときに出演しているの知らなくて本当にびっくりした。素敵だなぁと思いました。吹き替えしかなかったので吹き替えで見たけど桃井さん自身の声ではなかった気がするので、英語の台詞だったのでしょうか。本当に素敵だった。優しいお母さんという感じで。
アニメ映画で押さえておきたいポイントのシーンは忠実に再現し、さらには世界観を壊さずオリジナルを描いたのは私は良かったと思います。ストーリーも無理ではなく繋がっていたと思うし。逆に違和感が無いので、アニメ映画のほうはどうだったっけ?もしかして変えていないのかな?あれ?ってなるほど。アニメ映画もう1回観ないとなって思いました。

私的好きなシーン。
●冒頭の少左の体ができていくところ。
●芸者ロボット
●尋問シーン。本人が直接聞かなくても映像を出せるところはサイバーやな、って興奮する。で、捕らえられた犯人(仮)が自分は何者か分からなくなりのっとられの結末の一連がすごすぎてあの俳優すごすぎる。
●少左が街に出て娼婦?みたいな人との交流するところ。人間てどんなものか触れあい確かめるシーン。
●バイクかっとばす少左
●荒巻が銃撃されるシーン
●ぼろぼろになりクゼと二人で見つめ合うシーン
●船の上でバトーが少左に飲み物を渡すが断られ投げ捨てるところ
●トグサがかっこいい
●墓場で桃井さんと抱き合うところ
●桃井さんが少左に娘の話をしながらお茶を入れるところ

またもう一回みたいと思う。
れいん

れいん