にょいりん

ゴースト・イン・ザ・シェルのにょいりんのレビュー・感想・評価

3.0
攻殻機動隊の過去作の名場面を頑張って実写化してブレードランナー的なサイバーパンク世界に貼付けていったという感じでした。

スカヨハの少佐は彫りのハッキリした顔に黒髪という取り合わせで可愛さを醸し出していましたが、ムッチリし過ぎで原作のクサナギ少佐とのギャップは感じてしまいました。擬体にしては肉感的過ぎます。
その他いろいろと攻殻機動隊の映画として観た場合は不満があるでしょうが、私は4DX3Dで鑑賞したおかげで、まずまず楽しめました。
押井版のオープニングにもあった屋上から飛び降りるシーンに吹く風だったり、多脚戦車との戦いの爆風と衝撃だったりを感じれるのは、やはり興奮しました。
つくりモノ感満載の未来都市の風景も3D映像にはしっくりきていました。
原作を観たファンが4DX3DでUSJにあるアトラクションのように楽しむのが一番でしょう。
ただ、電脳の中に潜って行くシーンでも座席が振動しているのには節操が無さ過ぎる気がしましたが。