このレビューはネタバレを含みます
心理学をかじった者なら聞いたことのある、人が対象の身体の危険が及ぶ段階でもまだ罰を与え続けられるかの実験。映画の題材にもなってる看守と囚人と同じく画期的な実験であったようで結果もどちらも予想と異なるモノになっている。
人が群れの流れに流されて行動することの実験で、
試みれる極地では無いかと思う。
虐殺なども大衆心理で誰もが犯しうる人の善性の有無とは違う弱さあるいは本能的な習性の証ではないかと感じた。
前衛的な実験で叩かれた主人公が評価されるのは晩年以降であるのも悲しい話だ