波野なみ松

攻殻機動隊 新劇場版の波野なみ松のレビュー・感想・評価

攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)
2.5
誰もが言うだろうことを言う。押井守版やSACと比べると、物足りない。
押井作品の、不気味な独特のSF感は唯一無二。SACは(2ndもSolidStateSocietyも)、ドラマ性や哲学的政治的テーマも面白かったうえ、素子や9課のメンバーが人間として魅力的だった。
すべてに共通して難解で、新劇場版もストーリーは難しいけど、無駄に複雑なだけで、面白さを感じなかった。
だいたい、素子をはじめメンバーに魅力がないのがどうしても残念。ARISEは「素子の若い頃だからしゃーないな」とオマケして見れたけど、今作はそうもいかないし。
ところで、総理補佐官のおぼっちゃんの声にめちゃくちゃ違和感があると思ったら、EXILEの人なのか。そのキャストに何の意味が?? そして、岸田総理のバカ息子となんか印象がかぶってしまった。
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