鍋山和弥

攻殻機動隊 新劇場版の鍋山和弥のネタバレレビュー・内容・結末

攻殻機動隊 新劇場版(2015年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

『第三世界』。それは、朽ちていく体に宿る、『ゴースト』、つまり、精神を、ネット上に、データ化して、永久に、保存するということ。それは、楽園に行けるという、宗教的な、信仰に、近い物がある。これは、とある問い掛けに、繋がる。『人の精神は、データ化できるのか?』その答えは、分からない。この先、技術が、発達し、その答えが、分かる日が、来るかもしれないが、今の所、分からない。この問い掛け、『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』や、『イノセンス』でもあった。果たして、人の精神は、データなのか?分からない。ただ、この宗教的思想は、何から、生み出されるのか?それは、高度に、発達する、科学技術の世界で、体すら、機械化してしまう、無機質な世界が、生み出してる気がする。人間の体が、機械化できるなら、精神も、データ化できるのではないか?こんな、無機質な、科学世界が、生み出した宗教とも、言えるだろう。
鍋山和弥

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