リオン66

ロマンスのリオン66のレビュー・感想・評価

ロマンス(2015年製作の映画)
2.6
 カッコつけた箱根の風景ではなく、親しみのある箱根に彩られたロード・ムービー。

 ロード・ムービーというと決めた画が多用されるものが多い。だが、本作は異なる電線が通っていたり、汚くもなく綺麗でもない蕎麦屋があらわれたり、箱根の温泉が登場することはない。

 この映画にあるの先述したありのままの箱根。そして、ありのままの男と女だけだ。一人は、おっさんと呼び。もう一人は、己の吐き出すままにエゴを投げつける。そんなありのままの二人だ。

 映画の作りもそうだ。何度も何度も回想と現在が繰り返され、二人の感情の変化を描く。これもありのままだ。

 そんなありのままが好きな人はこの映画を好むだろう。
リオン66

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