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マイ・プレシャス・リストのkahn0nのレビュー・感想・評価

マイ・プレシャス・リスト(2016年製作の映画)
4.0
人間性や幸福度は学歴と比例するのかを考えさせれるプロットでした。

主人公のキャリーは、賢く、言葉選びにも気品がありるが、学歴がない人を見下すがゆえ、社会に馴染めずにいました。
そこでセラピストから課された、リストを片手にキャリーは事務的にタスクをこなしていきます。

セラピスト「自分の高いIQをひけらかすのはやめなさい」
この言葉が他者との関わりにおけるキーワードになっており、教授やマットは学歴ありきの付き合いだったが、結局人間性が疑わしく、彼らは幸福をあまり感じていない様にみえ、うまくいきませんでした。セラピストも優秀だが不倫をしているのを目撃してしまいました。
つまり学歴がある登場人物は、人生に満足しきれていなかったり、完璧ではなかったりするのが描かれていました。

その反面、サイとの出会いは自然で学歴の話しより、幸せや自分の夢と言った学歴とは全く関係ない話題で盛りあがっていました。
そして同僚も然り、日常の楽しさを共有することで自然と仲が深まっていきました。
言い換えれば、学歴をあまり気にせず連んだ登場人物は非常に幸福度が高く描かれていました。

左脳<右脳

論理重視より情緒重視が幸福度が高いことに気づくのです。

ラストのミドルネームの場面はキュンときてしまいました!笑
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