SHOGUN観たさにディズニープラスに入ったので、ついでに観ようかと思ったら思いの外面白かった。見どころはスパイ映画のオマージュと楽しいガジェット、そしてポンコツステイサムさん。他では見たことのない位のポンコツぶりに、出てくる度に腹筋が保たない。
核爆弾の行方を探っていたCIAのスパイが任務中に命を落としてしまう。オフィスから彼をサポートしていた主人公はテロリストに爆弾が渡ろうとしている状況を知って奮起。実地経験が皆無にも関わらず危険な現場への出動を自ら志願する。(以上コピペを少し編集)
というお話だが、センスの良いセリフの応酬と、ちょっとどころか大いに豊富な下ネタがちゃんとしたスパイストーリーにバランスよく挟まれている。見せ場もふんだんにあり、テンポも良く楽しく観られるよく出来たコメディー。下ネタと流血が多いので注意は必要。ディズニーは何故これをラインナップに入れたのだろうか。審査基準が気になるところ。
主演のメリッサ・マッカーシー演じる主人公スーザンは、ナリは太っちょオバサンだけどそれを生かしたギャグや振る舞いが一々うまい。何より終始明るくポジティブなのが良い。ディスられてもすぐディスり返すのだが、そこにユーモアがあって見苦しくない。太っちょではあるがアクションも動きも良いのでサモハン的な活躍ぶりが観てて良かった。賢く行動力があるのでイライラしないし。
ジュード・ロウはもうはいはい顔がいいですねかっこいいですねキマってますね最高ですわ。って感じで終始色男っぷりがヤバい。流し目や目配せは老若男女が陥落する勢い。彼の夢女子夢男子ならばここで昇天すること必定でしょう。
ステイサムさんはよくまあこんな役引き受けたなと思うほどポンコツ。お前何しに来たんじゃってステイサムさんに突っ込む日が来るとは。何時ものキメキメの顔で滑りまくってるのが新鮮。なんか通常より目がガンギマリしてませんか？アクションのカッコ良さは健在。
オチは卑怯じゃありませんか。お前なのかよ。最後まで笑わせてくれて良かった。
あと配信だとスキップされかねないエンディングは観る価値あり。今後のスーザンが様々な作戦でこき使われまくってるのが伺えます（笑）ひどない？
助演も無駄に豪華だし何でこれが日本未公開なんだろう。２０１５年に一体何があったというのか。
