70代の女性が新たな出会いによって再び人生に輝きを取り戻すヒューマンドラマ。
よくある設定ではあるが予定調和な展開には陥らず、新しさをしっかり持っている。
人生の終盤、死というものが身近となる中で、自分は今まで何を成し遂げ、これから何を目的に生きていくのかを見つめ直す。
諦念も持ちつつ決して後ろ向きではない人生観を見せてくれる。
ありそうでなかった、絶妙なラインを縫って紡がれた人間ドラマという感じ。
ブライス•ダナーの演技は素晴らしい。
彼女の演技のおかげでよりこの作品が魅力的になっていることは間違いない。