自分の部屋でトランプして壁のヒビを数えて夜歩く孤独な男の映画で、登場人物一人、台詞ゼロ、なのに膨大なテキストっていうなかなかしんどい前衛映画でした。
後半のインダストリアルビートに女の朗読が被さるとこは完璧にスロッビング・グリッスルだった。

趣味的な衰弱という印象を受けた。

他の映画より面白いかじゃなくて、とてつもない衝撃を受けたので5.0。
他の映画ほど泣けるかじゃなくて、曖昧なものを表現しようとしたという点で5.0。

出てくる人が一人だけの映画ないかなって調べて見つけた映画。
私の表現したいもの、カットの構成、全部自分が考えてたのと同じすぎてそっくりそのまますぎて人間って非凡だなって思ったし、この映画の主題もそんな感じで。ダブルな方向から来ました。


日本語字幕でもう一度見たい。