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エール!のbebeのレビュー・感想・評価

エール!(2014年製作の映画)
3.8
CODAを観てから鑑賞。
プロットは同じだけれど人物造形の違いがあって面白い。
農家と漁師、弟と兄、村長と組合会長、失敗と天職、挫折と挑戦などなど。

「大人になる」表現は特に、ストーリー全体がすごく直上的で素直。分かりやすい。CODAも「テーマを伝える」点では十分易しい映画だろうけど、それ以上に易しい映画。
いわゆるフランスらしさ全開の映画なので、好みはCODAよりもパキッと割れる気がする。

Bélierは雄羊のこと。まあ、イメージは分からんでもない。

個人的にはどちらも好きだけど、
個人的にはどちらが、と聞かれれば、
個人的にはCODA推しかなと思いました。

あと一点、すっごいメタいけど、
La famille Bélierの « je vole »
CODAの”Both sides now”
それぞれ邦訳が「青春の翼」と「青春の光と影」。訳者間のリスペクトを感じて素敵だなと思いました。直訳だけが訳じゃない。大事にしていきたいと思います。
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