映画を観て泣くのが好きではないから 感動作と評価されている作品はいつも避けている
加えていかにも感動作の装いのこのパッケージ写真 当然のことのように観ない方の候補に入れていた
そんなある日TVをつけたらたまたまwowowで始まったばかりだったので何となくそのまま観てしまった
序盤から感動するような雰囲気は何処にもなく むしろ健康的で底抜けに明るい母、真面目で不器用な父、人生を悟っているかのような10代の娘、性に目覚めた弟くん の4人が織りなす日常を喜劇として楽しめるファミリー映画じゃないかぁ〜と安心
ところが
無音の歌声シーンで心が騒ぎ涙が滲んできた いい涙を流させてもらった
ソフィア・コッポラを思い出すようなちょっぴり硬めの表情とクロエちゃんのような自分を抑えた性格のヒロインの演技が良い
弟くんは さんざんエロエロ妄想裏街道を独走しておいて最後の最後に先生の髪の毛をクシャクシャっとする年上っぽい演技に オマエなーってw
オバマは自主規制なくフランスではジョークとして許されちゃうんだな
心が通いあった家族には手話さえも必要なく会話が成立しているというラストに嬉しくなった
娘よ走れ 夢と希望に向かって突っ走れ!
爽やかな風が画面から吹いてきた。