初潮を経て少女から女子になる娘の物語。←ウソ
フランス酪農一家の田舎もの処女がパリの音楽学校を目指すハートウォーミングファミリー&音楽ドラマ。
設定は、少女&歌版の
「リトルダンサー」ですね(’-’*)♪展開も似てるような
設定自体は、似たようなのが色々あるので、こちらの大きな特徴は…
四人家族で主人公以外(両親、弟)が聾唖(*´-`)
主人公女子が、歌の天才なのに大好きな家族には聴こえないという皮肉( ;∀;)
展開は、王道サクセス&ファミリードラマなんで、想定内に終わりますが、特筆点は…
・主人公ルアンヌ・エメラの歌唱力(;゜゜)
オーディション番組を勝ち抜いて、実力で歌手になった実力者なので、歌唱力は折り紙つき!
ちょっとぽっちゃりしてるのはご愛嬌ですが、映画初出演&初主演とは思えない演技力と表情で好感度◎
・両親のキャラの濃さと意外と多めのシモネタ(エロ系)
フランスママは「地上5センチの恋心」でもそうですが、とにかく開けっ広げで、天真爛漫というか明るいというか(;゜∇゜)
パパも最初は空気読めないけど、終盤はパパの娘愛に泣ける( ;∀;)
ちなみに弟役は、ほんとに聾唖です。
・シャンソンの名曲が数々登場!
シャンソンはあまり知識がないんですが、学生合唱部の発表会で「恋のやまい」みたいな官能的な歌は日本だったら、大問題でトップニュースになるでしょう(*_*;
ラスト、オーディション曲の「青春の翼」独唱は感動です( ;∀;)
泣く人も出るはず!
個人的に一番好きなシークエンスは、合唱発表会でのサイレントデュエットですが(;゜∇゜)
歌なのに無音?意味がわからないでしょうが、映画を観れば、「無音の歌」の感動をわかってもらえるはず(;o;)
ややシモネタが多いことに目をつぶれば、万人向け王道映画の佳作だと思います(’-’*)♪
もったいない点は、
・主人公が、歌にそこまで打ちこもうとした動機付け描写が足りなかった
・尺もこの手のヒューマンドラマとしては100分強と短め。
しかし、そこに主人公の成長、家族ドラマ、音楽サクセスストーリー、パパの選挙、彼氏との恋の芽生えなど、盛り込みすぎて、色々な点で放置プレーも目立つ…
あそこまで親友のマチルダを準メインキャラで使ったんなら、オーディションにも出すべき。
村長や選挙の絡みは、終盤ほぼなかったことに(苦笑)
彼氏はどうすんの!?
演出面と脚本で広げすぎた甘さが出たんで、名作とまではいきませんが、わたしはこういう笑いと感動ものが好きです(*/ω\*)
極悪ヘムタイ映画が好きじゃないかって?
不愉快になるようなそんなジャンルは基本観ませんね(-_-;)
歌と感動ドラマを合わせた欧州映画が好きなら「歓びを歌にのせて」はもっとお勧めです(*´∀`)
P.S.映画内で一番爆笑したのは、全身黒毛赤ちゃん牛が産まれて…
「オバマ」と名付けたことでしょうか(。´Д⊂)