溝口映画風に言うなら「フレンチハウス一代男」クラブDJ芸道もの映画
ミアハンセンラブの映画は人物と観客の親密な距離感が好きだけどこの作品はチャラいDJ業界描写の喧しさと虚無感が前に出ており人物にあまり共感を抱けなかった。90年代文化へのノスタルジアも期待したほど無い。フランス舞台だから?20年の時を跨いでるのに美術や衣装から時代経過してる印象が薄い。昔ラフトレードのレコバッグ持ってたな、とかアナログレコードのDJがラップトップになってるくらい。
ギョームブラック映画でいつもダメおっさん役のヴァンサンマケーニユがイケてる業界人みたいだったのは良かった。顔出しNGのダフトパンク役の2人は役者と思うがアーティスト承認なのかが気になる