このレビューはネタバレを含みます
90年代のガラージを知っていれば…もっともっと楽しめたかもしれないなぁ…音楽は臨場感にあふれてました。ガラージを良く知る人にとってはノスタルジーを感じるのではないでしょうか。
ストーリーはガラージの興隆と衰退に重ね合わせて、ポールの青春の栄光と挫折を描いているのですが、全体的に感情を押さえた演出なので、観てる方は特に感情移入することもなく淡々とポールの青春を傍観しているような感じでした。
しかし最後に心配してくれるお母さんが出てくるあたり、やっぱりちょっと甘いんじゃないの??と思ってしまった…それからラスト、詩の朗読も(新な恋を予感させるような)女の子じゃなくて、本人にやってもらいたかったです。自分自身の力で立ち直るという意味で。そんな訳でなんとなく甘々なスタンスがちょっぴり気になりましたけど。