Norika

EDEN/エデンのNorikaのネタバレレビュー・内容・結末

EDEN/エデン(2014年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

ミア・ハンセン=ラブやっぱり好きだ!自分に関連する部分がある分、ある意味とっても恐ろしい映画だった。(詳しくはメモに書いた) ラストは細い光の線が主人公に差し込んだ瞬間で、このほんの少しの希望に本当救われた。詩を使って表現した監督、素晴らしい。
ミアハンセンラブの日常をドラマチックに描かず、かつつまらなくさせない描き方がほんとうに好き。また、音楽の作っているところや、はじめの方のクラブのシーンは最高にカッコよかった。ビートの打つ音を聴くとビート・パー・メネッツを思い出したし、血が騒ぎに騒いだ。あとポールの英語がかわいかった。
不思議だと思ったシーンは、最初にアニメの鳥が出てくるところと、最後の詩のシーンで詩を渡した女性の顔が出てくるところ。あの詩のシーンは声だけでよかった気がする。その方がポールの表情に目がいくし、あの女性が何か神のようなすごく神聖化されて映し出されていたのが謎だった。唐突で何気ないところに救いがある、ということを表現したかったのだろうか。
Norika

Norika