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EDEN/エデンのmareのレビュー・感想・評価

EDEN/エデン(2014年製作の映画)
4.5
これは今まで観た音楽映画でもトップクラスに刺さった。というのもこれはマニアックなクラブミュージック好きや実際にDJをやっている自分のような人には相当刺さるのでは。クールなフレンチエレクトロシーンでガラージ、ハウスが永遠と流れ、1人のDJの青年のパリでの成功とその後を描く。90年代から数年おきに飛び、音楽シーンの移り変わりと主人公の人生の波をマッシュアップするかのようなドラマはテンポ良く一切のくどさがなく潔く現実の淡白さをリアルに映し出している。そしてこの映画は屈指のダフトパンクムービーでもある。主人公の身近な人物としてトーマとギ=マニュエルも登場し、前身のダーリンの頃から言わずと知れた今の栄光に至るまでサイドストーリー的に展開される。この対比がより光と影を印象づけて、夢をもって生きることの運や器用さということを考えさせられる映画だ。
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