ドント

デリー・ゲリーのドントのレビュー・感想・評価

デリー・ゲリー(2011年製作の映画)
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2011年。デリーのクッソ汚いアパートに住む記者&写真家&イラストレーターのボンクラ野郎3人組。記者くんが恋人に「これ届けといて」と言われた謎の荷物が遅れに遅れ巡り巡ってとんでもないことになるインドから来たコメディ。
アーミル・カーンがプロデュースだが、ミュージカルシーンが1ヶ所しかない(もうひとつはPV扱いとしてノーカン)ドタバタ喜劇サスペンス風味。こういうのに必要な濃いキャラ、無駄に巧みな脚本、しょーもないギャグ、妙な緊張感、一応一揃いあるもののどれも食い足らずハンパな印象が残る。一番笑えたのはマルチタレント狙い女優による頭の悪い歌と「ヒマですし、もっかいやります?」。
話の流れが淀みがちなので新相棒・新恋人(最後のキスはロマンチックだけど)はなしにして、男所帯に戻ってやっぱこうだよな~なホモソーシャルオチでもよかったのではと感じたりする。インドでこれは大丈夫?と思わせるドひどい下ネタが複数回飛び出てインド人でもないのにドギマギしたりした。くれぐれも食事中に観ないように。デリーでゲリーですからね。
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