chisato

コペンハーゲン(原題)のchisatoのレビュー・感想・評価

コペンハーゲン(原題)(2014年製作の映画)
3.5
女たらしの主人公が自分を捨てて死んだ父親のルーツであるデンマーク・コペンハーゲンにやってきて血のつながりのある祖父に父の残した手紙を渡すという話。

主人公がそこまでハンサムでもなく、不細工ではないが見るからにテキトーそうな微妙な出で立ちが女たらしという設定に妙なリアルさを加えている(笑)

主人公を助ける14歳の少女は始めおよそ十代には思えないような大人びた印象を残すが、話が進むにつれティーンエイジャーらしいフットワークの軽さや無邪気な様子が見えてくる。こういう旅先での恋愛話は主人公たちがどうやってお互いに短い時間で魅かれあっていったかが曖昧なものが多々あるけど、この作品ではそういうところがきちんと描かれていて、二人が世間からしたら違法で許されないところもきちんと男が理解しているところから成長かみられていい関係だと思うことができた。

コペンハーゲンは行ったことがないけど、主人公たちが自転車でめぐる町並みや建築がやっぱり素敵で、次ヨーロッパ行くときはレンタサイクルにしようと決めた!
chisato

chisato