しゅう

黄金の馬車のしゅうのレビュー・感想・評価

黄金の馬車(1953年製作の映画)
4.5
字幕版を鑑賞。初めてのジャン・ルノワール監督作。

これ程の傑作を今迄見逃していたとは。

演劇と映画の完璧な融合。イタリアの艶笑喜劇を、それを演じる旅芸人一座の物語とシームレスに行き来させるメタ構造。

舞台の妙味である上手・下手の役者の出入りや舞台転換によるすれ違いの面白さを、カットを割らずにひと繋がりで観せる巧みさには、只々感嘆。

また一人、全作品を追ってみたい監督が増えてしまった。
しゅう

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