鰹よろし

ブリザードの鰹よろしのレビュー・感想・評価

ブリザード(2011年製作の映画)
1.9
 テンポを意識したのか毎度毎度、しかも定期的にイベントが起きすぎてどうも落ち着かない。「引き」と言えば聞こえは良いが、謎を落とし込む前に新しい展開が為されようとするので、映画という媒体にはどうも合っていないように思えた。

 そうしたらこれ10分ドラマ12話分を1つにまとめたものなのね・・・ そういう感覚(間隔)で観るようにはできておりうまかったと思う。ただ一本の作品として一本の話を通すという意味でなら、その場しのぎや思い付きによる捻りが先行してしまっておりボヤけがち。


 山の看板?に書かれている標高とGPS?とで数値が完全に一致しているという感動。腕時計に目をやり時間通りに到着したどうのこうの。そして雪山のブリザードの中における隊列。

 この辺りで既定路線的なもの、ドラマにおける釣り合いや均衡といったところを意識させ、登山シートを忘れる辺りでほつれを見せ、隊列の1人が殺されたことを決定打としたにいがみ合いへの発展、そしてその収束との描き方は端的だったと思う。まぁでも強引だよね。
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