マルメロの陽光に投稿された感想・評価(★4.1 - 5.0)

「マルメロの陽光」に投稿された感想・評価

Keigo

Keigoの感想・評価

4.3
たまらんかった。

あまりにもたまらんかったのでレビューを書けずにまごまごしていたら、すっかり機を逃してしまったようです。

でもこの作品を観たからこそ、それはそれでいいのかもしれないとも思うのです。
朔

朔の感想・評価

4.5

アントニオ・ロペス、その人にとっては、マルメロ、それすなわち生命と、ただひたすらに絵を描くという手段のもとに、寄り添うこと、その時間が、過程が、何よりも尊いものだったのではないだろうか。
いのちとは…

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このレビューはネタバレを含みます

最後、完全に死んだマルメロの実には少しづつ動くことにより白い印が何個も刻まれており、さらに春には(あっけなく)新しい実をつけ、その営みを毎年追いかけるロペス(も輝くダイヤモンドを落とす)、これは何度…

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リアリズム絵画の巨匠アントニオ•ロペスのドキュメンタリーでありながら同じく寡作のビクトルエリセの人生を準えた叙事詩。

ロペスの製作方法が他のリアリズム作家と著しく異なっているのは、写真から対象を描…

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ペイン

ペインの感想・評価

4.7

約30年前、時すでに瞳をとじていたっ!👁️

“鮮烈”な『ミツバチのささやき』や、『エル・スール』とはまたベクトルの異なる、エリセ監督によるゆるゆるっとしたドキュメンタリー。その飄々たる映画純度の極…

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エリセ監督がドキュメンタリー映画撮るとこうなります!

って作品。

どこまでガチのドキュメンタリーなんだろう?って思ってしまうほど、凄まじい完成度。

おじさんがひたすら絵を描いているだけの映画な…

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ogihara

ogiharaの感想・評価

4.3

結果としての作品よりも、マルメロの木と共にいる時間それじたいが大事、というセリフが心に残った。
ドキュメンタリーにしては絵がきまり過ぎているし、登場人物らも慣れ過ぎている。どのようなプロセスで撮影が…

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1000

1000の感想・評価

4.4

2時間の間、ひとりのおっさんが絵を描き続けるだけの話なのに、すごくずっしりくる映画だ。転がり落ちるだけなのに岩を押し上げ続けるシーシュポスのように、アントニオ・ロペスは創作という不条理から逃れられな…

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プププ

プププの感想・評価

4.9

このレビューはネタバレを含みます

『エル・スール』『ミツバチのささやき』時のゴシック絵画のような絵作りではなく、もっと柔らかで、自然光に包まれた世界。本当に素晴らしかった…
それは、油絵をやめてデッサンに切り変えた主人公の画家との類…

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途中から完全にアントニオの絵画と同化していくのが居心地が悪いのだけど、そんなことより朽ちたマルメロの連続のクローズアップのがやばい。赤い照明が消えて黒ずんでいく瞬間、完全に死が画面に刻まれちゃってる。
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