エリセ監督がドキュメンタリー映画撮るとこうなります!
って作品。
どこまでガチのドキュメンタリーなんだろう?って思ってしまうほど、凄まじい完成度。
おじさんがひたすら絵を描いているだけの映画な…
結果としての作品よりも、マルメロの木と共にいる時間それじたいが大事、というセリフが心に残った。
ドキュメンタリーにしては絵がきまり過ぎているし、登場人物らも慣れ過ぎている。どのようなプロセスで撮影が…
エリセの前2作とは趣向が異なり、ある絵の完成に取り憑かれた男、スペインの画家アントニオ・ロペス・ガルシアを描いた映画。毎年秋に庭のマルメロの実に向う恒例行事、否それはまるで修行僧のような佇まいだ。定…
>>続きを読む2時間の間、ひとりのおっさんが絵を描き続けるだけの話なのに、すごくずっしりくる映画だ。転がり落ちるだけなのに岩を押し上げ続けるシーシュポスのように、アントニオ・ロペスは創作という不条理から逃れられな…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
『エル・スール』『ミツバチのささやき』時のゴシック絵画のような絵作りではなく、もっと柔らかで、自然光に包まれた世界。本当に素晴らしかった…
それは、油絵をやめてデッサンに切り変えた主人公の画家との類…
ドキュメンタリー映画なのか、ドキュメンタリー風に撮ったのか?マドリードのアトリエで画家のアントニオ・ロペス・ガルシアが描く、マルメロの樹の輝く陽光を切り取った作品。52才のエリセ監督が1992年に撮…
>>続きを読む新作『瞳をとじて』を観る前に、どうしても今作を見なければいけなかった。
だいぶ前にこのレアDVDを手に入れてたのだけど、『瞳をとじて』の公開時に、『マルメロの陽光』も絶対リバイバル上映してくれると…
ビクトル・エリセ『瞳をとじて』公開記念 エリセ再発見プロジェクト その3
Ⅰ カール・ドライヤー『奇跡』を補助線として
エリセは新作『瞳をとじて』で、カール・ドライヤーに言及し、イエスのごとき女…
(C)1992 MARIA MORENO P.C.