ザワ

君がいなくちゃだめなんだのザワのレビュー・感想・評価

君がいなくちゃだめなんだ(2015年製作の映画)
3.3
自分用メモ









愛と寂しさがある映画で、もう会えない大好きだった人を思い出したりした。

娘を亡くした父の話。
前半の花澤さんは実は小説の中の人物だったっていう仕掛け。
そういう意味では花澤さんのあのちょっと芝居がかってるのは「あえて」ってことで無理くり飲み込むことはできる。
(だとしたら他の役者もみんな芝居がかっててほしかった。)
お父さんは自分が運転した車で娘を亡くし自分だけが生きてしまったことに自責の念に苛まれていた中、どこか娘に似た編集者の押しもあって物語の中で娘と会って救われたのだろうか。
イマイチどういうことか言葉では説明できないけど、娘の生きた証を残してちょっとは前に進めたっぽいので雰囲気と映像の美しさに感動。笑

5年前に映画館で見た時は冒頭10分見逃したのもあってあまり頭に入ってこなかったが、今回は思いのほか楽しめて良かった!
花澤さんがめちゃんこに可愛い・・・。

「この世界に私は存在しないんじゃないかって思ってた。
言葉も笑顔も私の体を素通りしていくような、そんな感じが離れなかった。
でもお話を書いてる時だけは私もこの世界にいていいって。生きていてもいいって。」
このセリフが刺さったなあ。
ザワ

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