きみ

バンバン!のきみのネタバレレビュー・内容・結末

バンバン!(2014年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

楽しい作品ではあったけれども、期待値が高すぎたのか……、思ったほどではなかった、という所感。

美しいロケーション、キラキラしたダンス、バリエーション豊かなアクションシーン、少しのストーリーシーンを挟んで、ひたすらにそんな煌びやかなシーンを楽しむPVみたいな作品でした。

私的な見どころとしては、愉快な海のアクションシーン。まるで、すんごいイルカショー。今年のコナン映画でこんなシーン観たぞ!
あとは主演のリティク・ローシャンさんの肉体美。あんなに完成された体は、なかなか拝めるものではないと感嘆。その美しい筋肉を余すことなく堪能できるアクションシーン、スローモーション、一枚絵のように魅せてくれる画、正直ストーリー云々より、その肉体が良かった。

キャラクター設定としては、ラージヴィールの正体が軍人、そして冒頭で殺されたヴィレン・ナンダ大佐の弟というのは好みでした。
しかしもうちょっと早い段階で、その設定を匂わせてくれていた方が、もっと楽しめたかな。

また、ラージヴィールとハルリーンは出会って以降喧嘩ばかりで、同じことの繰り返し。ストーリーが中弛みしているように感じました。
そして任務中、兄の敵を討とうと覚悟している人間が恋に落ちたにしては、出会いも控えめな描写だったと思います。
だんだんと非凡になっていくハルリーンは面白かったのですが、恋の始まりに関しては疑問。
インド映画では一目惚れはよくあるけれど、リメイク元の作品でもこうなのかな? 私的には、もうちょい説得力ある描写が欲しかったです。

正直、EDのダンスが一番格好良かった。
あんまりハマれず、残念です。
きみ

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