Norika

呼吸 友情と破壊のNorikaのレビュー・感想・評価

呼吸 友情と破壊(2014年製作の映画)
3.8
呼吸が、できない。

この胸の苦しさ、
息を吸えない、
吐けない、
全てが、破壊されていく。

この痛みが恐ろしいほどわかるからこそ、

観ていてこちらもどんどん息ができなくなってくる。

わたしはシャルリの心情、行動、ひとつひとつが痛いほどわかるから

サラを悪者として捉えてしまうけれど、

サラもシャルリを傷つけることでしか、呼吸ができなかった。

呼吸 -友情と破壊- というタイトルはそのものだった。

想像と全く違った、なんと恐ろしい映画なんだ。

わたしの大好きな fun の “ we are young” をあのシーンで使って欲しくなかった。


この映画は “サイコ” 映画ではない。

だからこそ本当に恐ろしい。

映画としては素晴らしいけれど、もう二度と観たくない。



-感想を読んで-

最後のシーンのところについて、最初の哲学のシーンを言及していた方がいて、なるほど。と思った。When you are passionate, are you more free or less free ?

また、サラのタバコを吐き出す、
シャルリが吸おうとする、

にも納得。
Norika

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