れれれざうるす

Bachna Ae Haseeno(原題)のれれれざうるすのレビュー・感想・評価

Bachna Ae Haseeno(原題)(2008年製作の映画)
3.7
2008年インド映画。
女遊びが激しく、女性を弄んで傷付けても気にしない主人公ラージ。しかし数年後に自分が本気で恋をして降られてしまう。捨てられる側の辛い気持ちを理解し、過去の悪事を悔い改めると誓い、2人の女性に会いにいく。

前半はラブコメ、後半は人間ドラマ。
パッケージ的には3人の相手と同時進行するように見えるが、実は11年間のラージの恋愛遍歴なのでオムニバス形式。
なーんてことないストーリーだけど、インド人は結婚するまで貞操守るのが一般的。ヤるなら結婚しなきゃ!…という感じなのかな。詳しくわからないけど、ラージの軽率な行動はインド女性の心にはトラウマ級で残るんだろうね。
しかもラージは仕事も成功した勝ち組だからこそ、あの自由な生活出来たんだろうなぁ。この辺もインド人の貧富の差が出てるんだろう(推測)

1人目は1996年スイス舞台。
「DDLJ」のような恋愛に憧れる素朴な田舎娘系のマヒ。
この時にする「シャールクカーンのような笑顔の〜、アーミルカーンみたいな目の〜、アミターブバッチャンみたいな声の人いないかな〜♡」って会話だけで楽しくて混ざりたい!

2人目は2002年ムンバイ舞台。
モデルで抜群のプロポーションだけど高飛車な感じがしなくて良い感じの美女ラディカ。

3人目は2007年オーストラリア舞台。
タクシー運転手で仕事命系の超可愛いガヤトリ。

全員とキスシーンあり。羨ましい。
海外ロケ多めだから景色がめっちゃ綺麗で美しい!!イタリアなどでもロケしたそうで壮大な景色にはため息出ます・・・。
オープニングがダンスっていうのも心をガッチリ鷲掴みにされて余裕でリピート。

これラージの成長物語なんだよね。
過去は変わらなくても、未来は自分次第で変わる。ラージは自分が酷い男だったって気付けた時点で成長したんだと思う。

ラージを演じたランビール・カプールの演技が上手くて、前半はイラついたのに後半は応援してしまった!
「バルフィ!」で主演してたらしいけど、いつになったらリリースされるのだろうか・・・。顔が結構好き嫌い分かれそうだけどインドでは上映中に「キャ〜〜!!!」と黄色い声が上がってただとか!
マヒとラディカのあの件を引きずって前に進めずに性格が変わっている演技も自然。老けメイクはせずに演技でカバーなのがイイね!
「恋する輪廻 om shanti om」のディーピカ・パドゥーコーンも可愛さ健在!

本作は様々なパロディやオマージュ満載でほぼわからないけど「DDLJ」だけは観たほうが楽しめそう!