Jimmy

006は浮気の番号のJimmyのレビュー・感想・評価

006は浮気の番号(1965年製作の映画)
2.5
CS衛星劇場で<TV初放送>の映画というので観てみたら、由利徹主演のナンセンス喜劇であった。微笑ましいが、大笑いはできなかった。

ある製薬会社の社長(由利徹)に「目玉商品(薬)の販売中止」が通告されて、社長は卒倒する。会社存亡の危機になる。(ただ、切迫感は殆どない(笑))
一方で、ライバル会社は「チャンス!」と頑張ろうとするが、このライバル会社のデマで由利徹の会社製品が販売中止になったのだった。
これだけ見ると、製薬会社同士のバトル映画になるのか、と思って観ていたら、そうではなく、動物と話ができる先生に馬と話をしてもらって競馬のアナ狙いをするエピソードなども描かれており、思いつきのギャグを詰め込んだ感じ。

そのうち、由利徹の会社にあった壺を割ってしまったら、中から紙が出て来た。動物と話ができる先生に見てもらったら、珍しいゴリラの文字とのこと。(?)
その壺が6つあるから、それらの原料を混ぜ合わせると凄い薬ができるとのことで、由利徹は東南アジアに飛ぶ。
そして、壺を6つ見つけて、それらに記された材料で薬を作ったところ、「物凄い男性用の強壮剤」が出来て、バカ売れ。
6つの壺から出来た薬なので、「アンコール006」と名付けられた。これが映画タイトルになるのだが、この強壮剤は物凄い効き目で、男性が大活躍できるようになってしまい、浮気が増えて社会に悪影響を与えると言われて……
といった感じの映画。

なかなか観られない映画だと思って真剣に観てしまったが、笑うほどではなかった日活のコメディ映画であった。
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