アヤカ

恋の罠のアヤカのネタバレレビュー・内容・結末

恋の罠(2006年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

タイトルからお色気メイン作品だと思うなかれ、官能はメインストリームではなく、自己実現や、友情、嫉妬、愛欲の本質までを貫く、そこそこ真面目な物語だった。
冒頭、テンポ感が悪くてなかなか物語に乗れないのだが、30分くらいまで乗り切れば最後まで見れる。
官能小説作家に巻き込まれていくオッサンたちが面白い。体位の話はど下ネタで、俳優さんがこれをイキイキとやっているのがさらに面白かった。くだらないことに命をかける奴らがいるから、読者の心も下半身も動かすのだ。低俗な衝動にも人間的な裏付けがあり、それもまたひとつの道理であろう。全ては人の営みである。
全部見終わってから冒頭を見ると批判が生きてくる。ラストの場面は近年のBL作品の隆盛を見ると、なかなか面白かった。
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