てれ

ボンベイ・トーキーズのてれのレビュー・感想・評価

ボンベイ・トーキーズ(2013年製作の映画)
3.5
〇カラン・ジョーハル担当パート
ゲイの青年と壮年期を迎えた既婚男性の話。インドのLGBTQ事情は現在認識され始めたがまだまだというところで、2013年にこういった題材は先鋭的だと思った。ゲイだとオープンにする青年を見て、ゲイだと打ち明けられずに女性と結婚し生活し続けてる男性は深い傷を負ったのだろうと思う。そしてそれは誰も悪くないという事実が辛い。カムフラージュ結婚がなくなって傷つく人がいなくなれば良いと思った。

〇ディバーカル・バナルジー担当パート
テラスに寝転がり、街灯による光と影が顔に落ちるナワーズッディーン・シッディーキーのカットで始まる…なんだこれは凄く良いぞ…芸術的だ

〇ゾーヤー・アクタル担当パート
カトリーナ・カイフに憧れてダンスとファッションを真似する男の子の話。男の子のお姉ちゃん優しい😭😭 子供の夢が色鮮やかに描き出されていて素敵だった。

〇アヌラーグ・カシュヤプ担当パート
父親「もう俺死にそう、お願いだからその前に俺の好きなアミターブ・バッチャンに会ってきてこの自家製ムラバを食べてもらって」息子「分かったよバッチャン家の門で警備員に怒鳴られようが必ず果たすよ」
ムラバという果実のシロップ漬け?みたいなのをモグモグ食べてるアミターブ・バッチャンが見られる。食べてるシーン可愛くて好き。

エンディングはとにかく豪華。シャールクの時だけ音楽変わってやがる~Kingめ~さすが王者の風格。拝んだよ。
てれ

てれ