安川さんのことは全く知らずに見て、とても胸を打たれました。
同時に何重苦の身体を燃やし尽くさんばかりのエネルギーを、ただ映画を通して見ただけで感動して、もてはやすことも出来ないと思った。
生きるって本当はこんなにもスレスレのところにあるって感じさせてくれるひとのことを、私も含めみんな好きになってしまう、そのひとがみんなの期待に応えようとするひとならどんどん頑張ってスレスレのところまで行くだろう、でもそうやっていって、その先は？
彼女には自分のことだから見えているかも知れない、この映画を作ったひとは見ている私は見ようとしているのかな、って泣きながらもちょっと警戒したくなる。
安川さんは本当に素敵なので星5つけたいけど、踏みとどまってしまいました。
今年、映画の中でもはっきりと安川さんを嫌いと言い切ってるレスラーさんとの試合でひどい怪我をされたそうですが。
その試合がどういう問題を抱えていたかはプロレスの知識のない私にはわからないものの、そのこととは別に、安川さんのありかたを嫌いって気持ちもすごくわかる気がするし、何だか勝手にお二人の関係が良くなくてもいいから最悪の形にならないといいなーと思ったりもする。
良い映画そうでもない映画というレベルでとらえることのできない、印象深い作品です。
（追記。お相手のレスラーさんは引退を表明されてしまったとのこと、残念。）
