オーウェン

クーパー家の晩餐会のオーウェンのレビュー・感想・評価

クーパー家の晩餐会(2015年製作の映画)
2.9
どの国もそうなのだろうが、クリスマスだけは特別みたいな言い方をする。
アメリカなんかその典型例であり、この作品のクーパー家もとにかくクリスマスを家族そろって楽しく過ごそうとなるが。

一家が揃うまでに個々のドラマをそれぞれ描き出す。
娘や息子に叔父や従弟に至るまで。
これに1時間ほど費やして、晩餐会がスタートということになる。

基本的に湿っぽいエピソードが多いのが特徴で、失業だとか不倫だの、クリスマスの意味がないような話が多い。
これらをもって一家が揃うのだから、楽しいクリスマスになろうはずがない。

それなのにラストは大団円になる無理やりさに共感は難しい。

敢えて一つよかったのを上げるなら、警察官と心理カウンセラーの道中までの会話か。
クリスマスだからの優しさが垣間見えるシーンだった。
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