ぬーたん

おかあさんの木のぬーたんのレビュー・感想・評価

おかあさんの木(2015年製作の映画)
3.2
今日はやっぱり戦争映画を。でも辛いのはちょっと‥。児童文学作家の作品で小学校の教科書にも載っていた作品、ちょっとやんわりしてるかな?とチョイス。監督・脚本は磯村一路。知らんけど。経歴を見ると…なぬ?ピンク映画がずらり😍スタートはソッチ方面だったようで😅
主役のおかあさん、ミツを鈴木京香。50歳過ぎても美しい。当時で46歳位かな。新婚当時のミツはさすがに違う女優だが割と早めに京香さん登場。綺麗で若く見えるから違和感はないが、最終的に7人の男児を産み育て、畑を耕しているとは思えない、綺麗な顔と手(日焼けもシミもない)にリアリティを感じられない。もうちっとメイクとかでどうにかしたら良かったろうに。演技は上手くて、引き付けられたけどね。
夫に平岳大。ないわ。老け過ぎ。顔もデカイ。でも優しくて愛情いっぱいの夫でお父ちゃん、というのは伝わって来た。幹二郎さんと同じく声がいい。183㎝の長身で自転車がちっこく見えた。
長男を細山田隆人。知らないが凛々しい顔で軍服似合ってる。
次男を三浦貴大。二世俳優だが出演作多く頑張っているとは思うが‥。顔がふっくらしていて戦中と思えない。栄養良過ぎ。少しダイエットしてから臨むくらいしたらどうだろう?
三男を大鶴佐助。唐十郎の息子。二世多いな。
三男の幼馴染に志田未来。150㎝と小柄で時代に合っている。いつの間にか結婚してたのね。相手は誰だろう?
その父に田辺誠一。いつも通りの優しいお父さんの役。気が付けば51歳に。
特筆すべき2人。先ずは松金よね子。産婆の役だが、面白い。65歳位だが、昔と変わらない。元々老け顔だったのかな。お産のシーンはないが、その後のグッタリ具合で様子が分かる。上手そうに一服してるのがいい。
もう1人は大杉蓮。出番は1回だけでセリフも少ないが、存在感がある。あの低くパンチある声、やっぱいいよなあ~😢
奈良岡朋子は85歳位だが、座っているだけで圧倒される演技。現在90歳。洋画の吹替えをする位この方も声がいい。
次男と上官との会話では『プライベートライアン』か?と思う会話があったが、こちらは自国の戦争、しかも崖っぷち状態の頃、おかあさんの元に…という配慮があるはずもない。
息子ばかり7人。戦争に行く息子の代わりに植えた木。その木に話しかけ、水をやり、見上げる母。
戦争の悲惨さを映すシーンは少ないが、おかあさんの表情を映すだけで、その残酷さは伝わって来る。
しかし、物足りなさを感じる。リアリティがない。子役は良いが成長してからの子供たちの演技がイマイチで学芸会みたい。
音楽はベテラン渡辺俊幸。
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