あさと

人魚に会える日。のあさとのレビュー・感想・評価

人魚に会える日。(2015年製作の映画)
3.9
俺がまだ大学生だった頃、大学で案内があり、地元の小さな映画館で監督の挨拶つきで見た映画。なんでも監督の仲村颯悟氏は大学在学中に自主制作でこの映画を作り、全国のミニシアターを回って挨拶つき上映会をしていたんだそうな。そして俺も監督を間近で見たけど、見た目的にはよくいる大学生って感じだった。

さて、映画の方は沖縄の米軍基地問題を取り入れたホラー風な映画という感じ。ジュゴン探しなどファンタジーな要素もあるけど、米軍基地問題に関しての訴えが1番の伝えたいことだったんだろうなと思った。そしてこの映画を見て、オスプレイが日常的に飛び交っているような沖縄の現状を知り、それについて考える時間が増えれば監督の狙いとしては成功なんだろうなと思う。終わり方も想像に委ねるような終わり方だったし。

撮り方とかは割と上手で、自主制作で低予算ながらチープっぽさはそんなに感じなかった。監督も沖縄出身だし、沖縄の人の考えや思うところが詰め込まれてる映画だと思う。沖縄出身の歌手のCoccoさんも出てました。
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