かたゆき

天使が消えた街のかたゆきのレビュー・感想・評価

天使が消えた街(2014年製作の映画)
1.5
イタリアで実際にあったアメリカ人留学生殺人事件を基に、事実と妄想を幻想的に交錯させて描いたサスペンス・スリラー。

きっと監督はデビッド・リンチのような作風を意識して製作したのだろうけど、出来上がったものは酷い代物でした。
とにかく、現実と妄想のそれぞれの取り扱い方が恐ろしく稚拙。
現実だと思って見ていた映像が実はドラッグが見せた妄想でした、という細かい夢オチのようなことが延々と繰り返されるため、観ていて本当に苛々させられます。

挙句、最後までずっと引っ張ってきた事件の真相も結局はうやむやのまま終わるし、「なんやねん、それ!」と僕は怒りさえ込み上げてきました。
観るだけ時間の無駄です。
星1.5。
かたゆき

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