「再生の物語」
ミステリーやサスペンスかと思ったらそうじゃなかった。
主人公の苦悩と再生の物語。
映画の題材にしようとした殺人事件に対して自分なりの整理がつかず、脚本も進まず、薬に溺れて崩壊していく様は観ていて苦しくなった。
ラストに向けて悟ったように晴れやかな顔になる主人公だが、何によって悟ったのかがわかりにくいので、1回観ただけでは確信を得ない。だからと言って何回も見たいほどおもしろいストーリーでも演出でもないところが辛い。
本作的には殺人事件の真相がわからなくても全然いいのだけれど、観ている方としては真相も知りたい。
娘さんの可愛いさ、殺されたエリザベスの美しさ、ロンドンから留学してきた女子大学生の前向きさと奔放さが本作の見どころかも。
わかったこと、
どの国でもハロウィンは若者の乱痴気騒ぎの場になっている。
どの国でも映画は脚本や演出よりも旬で有名な俳優の誰を出すかが重要になっている。星3.0