KeikiYokota

天使が消えた街のKeikiYokotaのネタバレレビュー・内容・結末

天使が消えた街(2014年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

事件の解決を映画に求めると肩透かしを喰らう。映画中にも出てくるように、この映画のテーマは愛であり、事件のおかしさを助長させるものでない。
映画監督が事件に触れるたびに、フィクションを伝えくなっている気持ちが伝わってくる。
ベアトリーチェというのも神曲に出でくる地上の楽園を案内する案内役である。
またベアトリーチェはダンテの生涯の想い人であった。
哲学的なこの映画は、作者の意図が分かれば非常に美しいものとなっている。
またイタリアの芸術的な要素もあり、鑑賞者にまるで絵を観ているように読解力を求める展開になっている。
個人的には地獄編、煉獄編、天国編…ともう少し分かり易く作ってくれていればさらに、たくさんの日本人にも観れる内容になったのではないかと思うが自国の映画ではないので僕たちが勉強して追いつきましょう。
結果、もう一度観よう(^^)
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