幌舞さば緒

スター・ウォーズ/最後のジェダイの幌舞さば緒のネタバレレビュー・内容・結末

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ルークのもとで修行するレイ。フィンのファズマ退治。スノークを殺して最高指導者になるカイロ。ラストシーンの少年は誰なのか。


台詞メモ

「共和国艦隊のポー・ダメロン中佐だ。ハグス将軍に至急話したい」「繋げ」「ファースト・オーダーのハックス将軍だ。共和国は滅亡した。お前たちの艦隊は戦犯どもの集団。姫に伝えろ。いかなる条件も降伏も認めない」「ハグス将軍を頼む」「ハックスだ。貴様らの運命は尽きた。銀河のゴミと消えるのだ」「じゃこのまま待つ。ああ、待ってるよ」「聞こえてない?」「やせた青っちょろい奴」「聞こえてるぞ。そっちは?」「ハグスにレイア将軍から伝言がある。緊急だ」「からかっています」

「なぜあのような小者を重用するか理解できぬか?小者はその弱さをうまく操ればよく切れる道具となる。傷の具合は?」「かすり傷です」「無敵のカイロ・レン。出会った時、全てのマスターが望むものをお前に見た。むき出しの荒々しいパワー、その背後に特別な力が潜んでいる。血筋に秘められた力。新たなベイダー…だが、どうやら見込み違いだったか」「あなたに全てを捧げました。暗黒面に」「そのふざけたマスクを外せ」「そうだ、見えるぞ。お前は父の影も背負ってしまっている。若きソロよ」「私が殺しました。迷いなく」「己を見よ。父を殺したことで心を乱したのだ。心のバランスを失いライトセーバーを初めて握った小娘に負けたのだ!スカイウォーカーは、ジェダイ・オーダーの種は今も生きている。種がある限り銀河に希望は生き続ける。それを消し去るのはお前だと思っていたが哀れ。お前はベイダーではない。ただの子供…マスクに隠れた」

「カイロ・レンの中は闇だけ。力を増してる。ファースト・オーダーは支配を広げる。ジェダイ・オーダーの復活が必要なんです。ルーク・スカイウォーカーが」「そんなものは必要ない」「聞いてました?」「何を?光る剣でファースト・オーダーと戦えと?何を期待してここへ来た?私が理由もなくこんな所に身を隠したと思うか?もう帰れ」「あなたと一緒に」

「君は誰だ?」「この場所知ってる」「はるか昔に造られた。これを納めるために。ジェダイ最古の書だ。私もこれと同じ、ジェダイ最後の遺物。見たのかこの島を」「夢の中で」「君は誰だ?」「レジスタンスが」「よこした?なぜ君が選ばれた?故郷は?」「ない」「皆故郷はある」「ジャクー」「ないようなものだな。レイ、なぜここへ来た?」「レジスタンスが。ファースト・オーダーを止めないと」「君が来た理由は?」「私の中に何かがあるとは感じてた。でも、それが目覚めた。怖いんです。何か分からないし、どうしていいかも。助けが必要です」「師が必要だ。私は無理だ」「どうして?忙しくないでしょ?」「新世代のジェダイを育てることはない。この島で死ぬのを待つ。ジェダイの滅びる時が来たのだ」「どうして?レイアに希望を託されました。かなわないならその理由を伝えないと」

「降格です」「ドレッドノートを破壊した」「でも犠牲が。でもやり遂げた」「頭を使いなさい。解決できないこともあるのです。Xウイングを飛ばすだけでは。それを学んで」「ヒーローも生まれた」「死のヒーローよ。リーダーも失った」

「R2!ああ、分かってる。聖地だぞ、言葉を慎め。友よ、分かってほしい。戻る気はない。もう決めたことなんだ」「〈クローン戦争の時のように今一度力をお貸しください。お迎えに行くはずが…〉」「ズルいぞ」「〈船がやられオルデランへお連れできません。一刻を争います。助けてオビ=ワン・ケノービ。唯一の希望です〉」

「明日の夜明けだ。レッスンは3つ、ジェダイが何か教えてやる。滅ぶべき理由も」

★「オーガナ将軍…レイアは昏睡状態ですが回復の兆しが。いい知らせはそれだけ。アクバー提督…リーダー陣は全滅。生存者はレイアだけ。彼女は言うはず〝悲しむ前に戦え〟と。そのために指揮系統を決めます。代理の最高司令官は…ニンカ号のホルド」「ありがとう。総員400名、船は3隻。それがレジスタンスの全て。でも孤立はしてない。銀河で抑圧された人々が私たちのシンボルを見て希望を託しています。私たちは共和国復活の火を灯す火花なのです。その火花、このレジスタンスは消えてはならない。生き延びるのです。フォースと共にあれ」

★「ホルド提督?カイロン・ベルトの戦いの?想像と違った。ダメロン中佐です。今のままだと燃料切れで敵に追いつかれます」「助言を感謝するわ」「敵を振り切るのが先決です。作戦は?」「作戦?隊長、もう中佐ではない。あなたの降格がレイアの最後の命令。爆撃隊を全滅させた」「呼び方はご自由に。次の作戦は?」「知りたいでしょうね。短気な飛行士には慣れてる。衝動的で危険、今は厄介者。だからおとなしく命令に従ってね」

★「マスター・スカイウォーカー、カイロ・レンのフォースの暗黒面は強い。ジェダイの復活が頼りです」「フォースとは何だ?」「ジェダイの力です。人を操ったり物を浮かせます」「素晴らしい。全て間違ってる。レッスン1、座って足を組め。フォースは人の持つ力ではない。岩を浮かせてもな。万物の間を流れるエネルギー、緊張、バランス、全てを1つに結びつける」「分かりました。でも何です?」「目を閉じろ。息をして。よし、手を伸ばして」「何か感じる」「フォースだ。筋がいいぞ」「こんな感覚…痛い!違うんですね?もう一度」「息をして、深く息を吸って。感覚を研ぎ澄ますんだ。何が見える?」「島が。生と…死と腐敗…それな新たな生を。暖かさと…寒さ、平和と…暴力」「その間に何がある?」「バランス、エネルギー、フォース」「君の中には?」「私の中に…同じフォースが」「それを教えたかった。フォースはジェダイのものではない。ジェダイが死ねば消えるなどただのうぬぼれ」「他にも感じます。島の下に…あります。暗い場所が」「バランスだ。強い光には深い闇」「寒い。私を呼んでる」「はねつけろ。レイ?レイ!闇に落ちたな」「何かを見せようとした」「君の欲するものだ。君は拒まなかった」「あなたが見えなかった。あなたからは何も。フォースから閉ざしてた。自分自身を」「これほどの原石は過去に1人、ベン・ソロだけ。当時は恐れなかったが今は恐ろしい」

「なぜフォースは俺たちを結びつける?」「卑怯な男!スカイウォーカーは私が先に見つけた」「奴は話したか?なぜ俺が寺院を壊したか」「あんたのことは全て知ってる」「本当か?知ってるようだな。あの時と同じ目だ。森で会った時と。俺を化け物と」「あんたは化け物よ」「そうだ」


「レッスン2、ジェダイは滅びたことで神格化されている。だがその行為を見ればジェダイは失敗した。偽善と傲慢」「違うわ」「最盛期にダーク・シディアスに壊滅に追い込まれた。ダース・ベイダーを生んだのもジェダイ・マスター」「救ったのもジェダイ。ベイダーの心の葛藤にあなたは気づいた。闇から戻せると信じた」「そして伝説になった。その後バランスは保たれていたが…ベンと会った。スカイウォーカーの血を引く私の甥だ。傲慢にも私は力を継がせようと思った。ハンは乗り気でなかったが…レイアは私を信じ息子を預けた。私は彼と12人の弟子を連れ訓練用の寺院を造った。彼の心に広がる闇を止められないと知った時は手遅れだった。」「何があったの?」「説得を試みたが…襲いかかってきた。…死んだと思ったのだろう。気がつくと寺院が燃えていた。彼と数人の弟子は消え残りは殺されていた。レイアはスノークの差し金だと言ったが私のせいだ。私がルーク・スカイウォーカーだからだ。ジェダイ・マスター、伝説だからだ」「銀河には伝説が必要。私には私の居場所を教えてくれる師が必要。カイロ・レンは期待を裏切った。私は違います」

「なぜ父親を憎んだの?心から愛されてたのに」「憎んでない」「じゃなぜ?」「何が?言ってみろ」「どうして…殺したの?理解できない」「お前も親に捨てられたろ」「違う!」「捨てられた。だが忘れられない。お前の弱みだ。親の影を求めた…ハン・ソロに。今はスカイウォーカーに。彼から俺の話を?」「聞いたわ」「ウソだ。俺の時のようにお前の力を感じ…恐れたはず」「ウソつき」「過去を葬れ。必要なら殺してでも。それで本当のお前になれる」

「ここに答えがあると思った。でも違った。こんな孤独は初めて」「孤独じゃない」「あなただって…まだ遅くない」…「やめろ!」「彼を殺そうとしたの?」「今すぐこの島を去れ!」「待って。待って!あなたがカイロ・レンを生み出したの?真実を話して」「闇を見たのだ。訓練を続ける間に彼の中で闇が広がるのを。だがその闇は想像をはるかに超えていた。スノークに心を変えられていた。このままでは彼は破滅をもたらす。私が愛するもの全てが終わる。私の本能が告げた。止めるなら今だと。束の間の影のようだった。残ったのは恥と…後悔だけだった。そして最後に見えたのは、師に見放された弟子の恐怖に見開かれた目だった」「彼は自分で闇に落ちたんじゃない。今も迷ってる。もしも彼が闇から戻れば戦いに勝利できる」「ことはそう甘くは運ばない」「いいえ、さっき手を触れ合った時、彼の未来が見えた。今のあなたのように。私が会って話せばベン・ソロは戻ってくる」「レイ、バカなことはよせ」「彼が最後の希望」

★「マスター・ヨーダ」「若きスカイウォーカー」「終わりにします。木も書物もジェダイも焼き払います」…「スカイウォーカー、会いたかったぞ」「来たのですね。ジェダイの最期が」「その時が来た。お前はカビ臭い本の山など忘れてしまえ」「ジェダイの神聖な書です」「読んだのか?退屈なだけじゃ。ああ、多少の知恵はつくじゃろう。だがあの娘、レイが持つものを超えるものはない。スカイウォーカー、まだ地平線に目を向けるか?ここにはない。求めるものは目の前にある」「私は弱く、愚かでした」「ベン・ソロを失った。レイまでも失うでない」「彼女の期待には応えられません」「何を聞いておった?学んだことを伝えよ。強さと熟達の業(わざ)、弱さと愚かさ、失敗も伝えよ。それが大事じゃ。失敗こそが最高の師。ルーク、わしらは超えられるためにこそある。それこそが全てのマスターの真の責務じゃ」

「フィン、いいことを教えてやる。世の中からくりだらけ。自由に生きろ。関わるな」

「ホルド!」「フライボーイ(飛行士さん)」「ふざけるな。もうこの1隻だけなんだぞ。作戦があると言ってくれ。希望があると」「レイアは〝希望は太陽のようなもの。信じて待てば夜明けが来る〟と」「今度ばかりは来ない」「来るわ」「輸送船に燃料を?まさか、全ての輸送船に?この船を放棄するのか?それが作戦?臆病者!輸送船は武器もないんだぞ。このクルーザーを捨てたら終わりだ。あんたは臆病者のうえに裏切り者だ」「この男を追い出して」

「強い気を感じる。闇の力が立ち上がり、光がそれとぶつかっている。若き弟子に警告していた闇の力が増せば光もそれに拮抗すると。スカイウォーカーのことは私のかいかぶりか。もっと近くへ」「スカイウォーカーを侮ってる。ベン・ソロも。私のことも。それが命取りよ」「何かを見たな?我が弟子の心の弱さが。だから来たか?愚かな娘よ。私がお前たちの心を繋いだのだ。レンの心をかき立てたのもこの私。隠し抜く強さが彼にないことも承知。餌に釣られぬ賢さがお前にないこともな。さあ…スカイウォーカーのことを全て教えてもらおう。その後でお前をなぶり殺しにしてやる」「いいえ」「どうかな。さあ話せ。何もかも」

「ポー」「あれは?」「石の惑星クレイト。反乱軍時代からの隠れ家」「基地か?」「昔のね。でも設備はある。外縁部の同志に救難信号も送れる」「ホルドは敵が追っているのは大型艦だと知っていました」「だから輸送船で星に降りて敵をやり過ごす作戦…うまく行く」「彼女が望んでいたのは光を守ること。ヒーローになるよりも」

「古いものは滅びる時だ。スノーク、スカイウォーカー、シス、ジェダイ、反乱者、皆滅びる。レイ、俺と手を組もう。銀河に新しい秩序を築くんだ」

★「ローズ!なんでだ?もう少しだったのに。なんで邪魔した?」「助けたのよ。バカね。これが勝つこと。敵を憎むより愛する人を救う」

★「ルーク…。言いたいこと分かるわ。髪型を変えたの」「似合ってるよ」「レイア、すまない」「いいの。分かってる。でも来てくれた。最後には」「彼と対決に来た。救うのは無理だ」「希望は持ち続けてきたけど息子は闇へ落ちてしまった」「完全にではない」

「俺を赦すと言いに来たか。俺の魂を救いに」「違う」

「何か意図があるはず。俺たちを逃すため」「1人で軍と戦う気だ。援護しないと」「俺たちは奴らを焼き尽くすための火花。生き延びろと言ってるんだ」

★「何か意図があるはず…俺たちを逃がすため」「1人で軍と戦う気だ。援護しないと」「俺たちは奴らを焼き尽くすための火花。生き延びろと言ってるんだ」

「ついて来い」「なぜ私を見るの?彼に続いて」

★「私はお前を見放した。後悔してる」「そうだろう!レジスタンスは死んだ。戦いも終わる。お前を殺せば最後のジェダイが死ぬ」「素晴らしい。その言葉の全てが間違っている。今日、再び反乱軍が立ち上がる。戦いは…始まったばかりだ。そして私は最後のジェダイではない」「彼女を殺す。お前も。全てを消す」「無駄だ。怒りで倒しても私はお前と共にある。お前の父と同じように」…「そんな」「また会おう」

★「やあ、俺はポー」「レイよ」「知ってる」

「ルークが逝った。感じました。でもそれは苦痛ではなく安らかで意義のあるものだった」「私も感じました」「反乱軍を再建できますか?」「準備は整っています」
幌舞さば緒

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